2010年1月6日水曜日

メイドインジャパン神話の真偽はいかに?

またまた新年のご挨拶ということで、ダディッコのバッグを生産してくださっている鞄メーカーさんがいらしてくださいました。イチゴミルクのマドレーヌをたずさえて♪
ちょうど新商品についての企画会議をしている最中だったので、ちょっと寄っただけの社長を無理矢理会議に引き込み、今年の鞄業界の動向などお聞きしました。
ダディッコのバッグはmade in chinaですが、お買い求めいただいたお客様やバイヤーさん達からも高い評価を頂いているようにとてもしっかりしたいい作りにです。(←また自画自賛)
 











【dad'ccoハーネスリュックとパパトート】
それでも心情的に「やっぱりmade in Japanがいいんじゃないの?」というのが日本人の本音のところ。 でも、鞄メーカーの社長いわく、「スーパー熟練工が必要な商品じゃなければ、実は日本製よりも中国製の方が今では高品質」なんだそうです。国内は技術者の高齢化とともに機械の老朽化が進んでいるため品質にばらつきがある半面、中国は日本の技術を吸血鬼のように吸って、新型の機械がどんどん導入された上、日本のニーズに合わせる努力をして多品種小ロットを実現できるようになっているとのこと。
起業した当時は中国のメンタリティと、大ロット、品質基準に悩まされていましたが、もうすっかり時代は逆転なんですね。
日本人としては、国益、国力という意味で非常に不安を覚えるお話でしたが、やはり1企業としてはいいとこどりをしたいもの。中国は工員の人件費が多少上がっているので、今後はそういった形がタイ、ベトナム、ブラジルなどで顕著になってくるのでしょうね。
というわけで、ダディッコのmade in chinaに確信を得た新年のご挨拶でした。

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