2010年5月30日日曜日

欲の5段階を経て、心に染みたクライアントの言葉

『マズローの欲求5段階説』というのを知っていますか?
人間が持つ欲には、求めるものが5段階に分けられるという欲のステップ論です。
その5つとは…。

1.生理的欲求(physiological need)


2.安全の欲求(safety need)

3.所属と愛の欲求(social need/love and belonging)

4.承認の欲求(esteem)

5.自己実現の欲求(self actualization)

ということなのだそうです。
経営者生活10年を振り返ると確かに、この5つの階段を上ってきました。
1番と2番の欲求はちょっとおいといて。
 
3.所属の欲求=名も知れぬ中小企業であることの劣等感、帰属する組織がないことによる不安・・・。それを乗り越えて、自分の会社の存在が好きになった時、
4.承認の欲求=『こんなことやったの、認めて!』『小さいけどすごいでしょ、大企業にもまけないのよ認めて!』という認めてほしい願望が出てきて、そんなことも当たり前になってくると、
5.自己実現の欲求=自分でやってきたことを世に問うことによって、自分のレベルアップをしたいという野心が生まれてきました。
 
そして今、4と5の欲求を押さえ、『“何か、誰か”のために“何か”をしたい』という6つ目の欲求が生まれています。
 
先日、カーディーラーのクライアントから本当にうれしい言葉を頂きました。
『本当に僕達のことを考えてくれてるという気持ちが伝わってくるよ。だからお願いしたい。』と。
 
自動車販売のPRについては、ずっと『業界や会社がよくなるように』と心底思いながら提案をしていたつもりだったのですが、我欲の追求段階であった頃はそちらの方が自然と前に出てしまっていたのでしょう。
その頃の自分を反省したり、恥ずかしがったりするつもりはありません。
それを経たからこそ、頂けた言葉なのだから。
 
私は、何をしてもいつもいつも自分に自信が持てません。
そんなこと言うと『絶対ウソ』と意外な顔をされることの方が多いですが・・・。
(言うことが生意気だから???それとも生意気な顔だから???)
クライアントのために、社員のために、もっと知識を持っていなければ、もっと知恵を持っていなければ・・・といつも焦るばかり。
でも、『お客様のことをいつも一番に考える』という気持ちだけは、私の唯一の自信になるんだとクライアントに背中を押してもらいました。
 
やっぱりお客様と言うのは、師匠です。
 
 
 
 
 

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