2011年12月29日木曜日

忘年会!



先日、会社の忘年会をしてきました。
この10年、ずっと同じおでん屋さんで、同じ時期に。
「たまには場所変えようよ」という人もいたけど、同じ場所でやるからこそ、会社の変化を私が肌で実感できるのです。

「今年も、これたね」

こんなことが私には嬉しいです。




2011年。
本当に色々なことがありました。
やはり、大震災。

あの日から、会社経営をするということ、つまり、社員の生活だけでなく命を預っているのだということ。
そんなことも実感しました。
逆にいえば、会社はモノでしかないのだということも。
自分の分身以上だけれど、それでもやっぱりモノでしかない。

でもそのモノがあるから、個人ではできないことも沢山あった。

今年ほど、会社をやっていてよかったと思う年はなかったかもしれません。

私は、変化球とか投げられないから、いつも直球勝負。
もっとやり方があるだろうに・・・と思われることも多々あるけど。
その直球をまっしんに受けてくれるスタッフのみんな、プロフェッショナルな技で引っ張ってくれるパートナーの皆さん、サポートしてくれるクライアントの皆さん、私の可能性をぐいぐい引っ張りだしてくれる先輩達。

今年も本当にお世話になりました。

そして何よりも。

ダディッコとJelly Loversに期待し、愛してくれるお客様。

来年もがんばります。

引き続き、応援よろしくお願いいたします。

2011年12月28日水曜日

父の三回忌

あれから丸2年の月日が経ちました。
本当に大好きで、大好きで、この世の中で一番尊敬していた父の他界からあっという間にそんな時間が経って、自分でもびっくりです。

父が亡くなってからというもの、とても不思議なことが多くありました。
「こういう風になったらいいな」
「ああいう能力を持っている人がほしいな」
そんな風に頭に描くと、なぜかそのひと月後、ふた月後、半年後・・・それぞれの一番いいタイミングで願がかなう。
頭の中を巻き戻して見れば、「お父さん、あのね、今こんなことで悩んでいるの」と相談していた自分がいるのです。

父が亡くなった2009年、幕張での最後のモーターショーがありました。
亡くなる2ヵ月前でしたから、もう虫の吐息で、行けるはずもないのに、病院でスケジュールを確認しながら「俺は行く」と言っていました。

私は、会社を始めてからというもの、モーターショーは常に父と2人で回っていました。
2人で会場を回っていると、「おいおい、銀座のねーちゃん連れてきちゃってるよ、こんなオフィシャルな場所に」なんて感じで遠巻きに見られ、「娘だよ」と父が私を紹介するとこぞってみなさん“ほっ”とした顔をする。
そんなイタズラも2人で楽しんでいました。

亡くなる最後のモーターショー、最後の幕張も本当は父と一緒に周り、「トヨタのこれから、クルマのこれから」を話していたかった。
病床で父が笑いながら、「路子、俺が死んだらな、次のモーターショーは絶対幕張じゃなくなるぞ。ビッグサイトになるんだぞ。」と冗談とも本気ともつかないことを話していましたね。

振り返れば10年前、モーターショーで一緒に回りながら父が夢物語のように話していたスバル、BMWの話。
このモーターショーで現実になりました。
改めて、父の時代を読む目のすごさ、そのための惜しみない努力を見せつけられました。

「路子、これからのクルマはな・・・、これからの自動車業界はな・・・、路子、俺がやりたいのはな・・・、クルマの可能性はな・・・」
父がいつともなく話していた言葉が、時々ふっと湧いてきます。
いつの間にか刷りこまれていた、父の願い=私の願い。
表現方法はきっと違うだろうけれど、いつまでも、いつまでも、私は父の背中を追い、時々甘え、たまには叱られていくのでしょう。

父との絆。父が作ってくれた絆。
いつまでも、いつまでも大切にしていきます。


2011年12月26日月曜日

ディズニープリンセスガイド

娘って・・・、すごい威力。
私の友人の出版社の社長さん、娘のためにこの本出しちゃいました。
まさに「市場(娘)の声」を具現化した逸品。





Facebookでこの本の宣伝をしたところ・・・。
私の友人達から「クリスマスプレゼントにおくりたいっ!(To娘、姪っ子など)」と問い合わせ殺到(笑)
実際私も見てみると、すごい豪華な内容で、ドレスとか全部可愛いし、この本を読んでると三十路すぎた私ですら“お姫さま~!”な気分に!!
これは絶対クリスマスプレゼントに売り切れ必至!!
と思ったら・・・やっぱり。
アマゾンで販売中ですが、かなり注文が殺到しているみたい。

私は、何かモノを作ったり、事業構想を考えたりする時いわゆる“マーケティングリサーチ”みたいなことはほとんどやりません。
もしかしてこんなドヤ顔で言うことじゃないのかもしれないけど…。
ダディッコを作った時も、Jelly Loversを作った時も、その他諸々きかくするときもたいていそう。

「だって私がやりたいから」

それだけです。

もちろん。そこには独自の感覚での調査というのはあって、ふとした友人との会話とか、仕事上で得られた情報の積み木とか、感じる風潮とか。
そういうものをぐるーんぐるーんと組み立てて、具体化していきます。
この出版社の社長もそんな感じ。

「だって娘にあげたいから」

でも、そう思ってるお父さん、お姫様が好きな娘。
世の中いっぱいいるよね。
自分と同じ気持ちの人。

マーケティングリサーチって、膨大なもっともそうな資料を出されるんだけど、まあそれはそれで重要なファクターの一つではあるんだけど、結局それって過去情報じゃない?
事業家が作るのは未来の話し。
だからそんなレポートには何も書いてはしないんです。

「こうしたいっ!」って自分の熱い気持ちを信じること。
事業ってそういうことじゃないかな~。

なんか忙しい年の瀬ですが、来年もその基本は忘れないように。
見た目が美しいというだけのことに振り回されないように。
本質を大事にしていきたいですね。

2011年12月25日日曜日

MERRY CHIRISTMAS★恩人オブザイヤー2011

今年も本当にもうわずかになりました。
去年は両親の立て続けの他界等激動に激動が重なった1年でしたが、今年は仕事に集中して大きなステージの変化を感じた年でした。


ダディッコでは、初めての展示会出展。
ここで多くのバイヤーさん達に出会え、ダディッコの信念や商品力について多くの良い評価を頂きました。
子育ての中にある「父との絆」。信じてて良かった。
“男の子育て”なんて、ニッチすぎるよ、コンセプトが商業ベースじゃないね、なんてずっと言われっぱなしでしたが・・・(笑)
目利きのバイヤーさん達の反応は、本当にうれしいです。

ジェリーラバーズでは、商品の新規性や可能性を「賞」という形で認めて頂きました。
ホビー産業大賞東京都産業労働局長賞、自動車用品大賞用品アクセサリー部門賞を頂きました。その他にもNHKカワイイTVや海外のメディア等にも取り上げて頂きました。
あくまでもこれは第1歩。
ジェリーラバーズを通して、クルマ業界に対して「普通の女の子」の価値観を提案し続けていくのがこれからの使命です。
ジェリーラバーズは、私の頭の中そのもの。

社内的には、社会人未経験だった子がこの1年で大きく成長し、本当に会社になくてはならない存在にまでなってくれたこと。
ダメダメだった女の子が、ど根性で最後までやり通す力をつけたこと。
成長の壁にぶつかった女の子が次なるステージへ自ら進みだしたこと。
やっぱり会社は「人」なのだな、と社員の成長ぶりを見て胸が熱くなります。

今年は大震災という日本の激動の年でしたし、原発問題はまだまだ解決されることなく続き、円高やヨーロッパの市場混迷も続きます。
今年、私は東北地方の人達に本当に助けられました。
「路子ちゃん、立て直したいんだ。」
そんな思いの実現に、私の力を少しでも信じてくれた東北のディーラーさん達。
彼らがいたから、私は今年一生懸命に走り続けることができたのだと思います。

そして、最後に…。
今年の恩人オブザイヤーの発表!
それは。
パートナーのデザイナーさん。
「クリエイティブ」という仕事において、私の力を引っ張りに引っ張って、具現化してくれました。
年末はお互い死にそうになりながらの最後の戦いでしたが・・・。(まだ残ってるけど)
仕事のクオリティというものの大事さを、教えて頂いた1年でした。

さて、みなさんの『恩人オブザイヤー』は誰ですか?



とりあえず、MERRY CHRISTMAS!



<2010年恩人オブザイヤー>
http://e-update-owner.blogspot.com/2010/12/2010.html

2011年12月23日金曜日

トヨタ会館クリスマスイベント

12月17日(土)、トヨタ自動車の企業ミュージアム「トヨタ会館」でクリスマスイベントが行われました!
社会貢献部の女性社員の方がデザインディレクションしたカッティングシートで「クリスマスiQ」を2台製作。そのiQに、当日Jell Stoneで子供達に作ってもらったオリジナルクリスマスツリーでデコってもらいましょう!というイベントです。


A/Bチームに分かれて午前、午後2回のイベント。
午前の受付は10時からだったのですが、大人気で・・・。9時半にはもう受付終了(--)
午後も13時からの受付前に完売でした。
子供ってシール好きだよね(笑)

で、できたのが、これ。

 想定外のツリー!
色とりどり、カラフルで、子供ってすごいな~と感心してしまいました。
イベントはそんなことで大成功。
疲れたけど(笑)

イベントの片づけをして帰ろうとした時。
LFAの体験走行イベントを外でやっているのを発見。
4000万の車を運転できる機会なんてそうそうない。いつも1000人ぐらいの集客数のトヨタ会館ですが、この日はなんと4000人の来場があったそうです。
さすがおひざ元★
クルマに興味のある子供も、子供だった人も、子供のような人もいっぱいいるんですね~。


車での帰り道、すいすい順調に渋滞にも巻き込まれず。
その間ずーーーーーーーーーーーーっとスタッフとシールについて語ってました。
まさかシール売ることになるとは思いもしなかった人生。
私にとってクルマって、それそのものよりも「クルマと何か」で変わっていく人生そのものです。
なんてね(笑)

2011年12月12日月曜日

トヨタガズーレーシングフェスティバル

今年からなぜか名前が変わりました。
トヨタモータースポーツフェスティバル(TMSF)⇒トヨタガズーレーシングフェスティバル(TGRF)

でも場所はおなじみ富士スピードウェイ。
11月末、ここでトヨタのモータースポーツファン感謝祭が行われました。
F1走行、サーキットサファリ、グリッドウォーク、ふと麺ブラザーズなどなど・・・、おなじみのレーサーのみなさんと直接ふれあえるこのイベントは、毎年トヨタモータースポーツファンで大盛り上がりです。

今回も私は2000GTパレードランに出場させて頂きました。
実はこの2000GT、亡くなった父が所有していたものだったのですが、メンテナンスを怠っていたため全く動かなくなってしまっていました…。
そして、トヨタ自動車同好会のみなさんが動かなくなってしまったこの車のエンジンをレストアしてくれ、この日のために突貫工事で間に合わせて下さったのです!
これをみて、やっぱり車は動いてなんぼ!走ってなんぼ!と実感しました。
語り継ぎたいような車って今無いけど・・・。

なんか、車が時代をつなげていくっていうのもいいな。








モーターショー開催前に本当はご報告したかったのですが、この日は超サプライズで来春発売されるスーパースポーツカー「FT86」がお披露目されました!
スバルとトヨタが提携してできた水平対向エンジン(ガソリンを燃やす機能がバランスよく左右にあって、コンパクトに、低重にできる・・・らしい。)が搭載された、10年以上ぶりに出るトヨタのスポーツカーです。

「ハチロク」
それは、昔男の子だった、今はナイスミドル達のお友だち。
パンダちゃん。ほら、これ。
このハチロクのコンセプトを受け継いだ現代のスポーツカーというわけなんですが。
私的には全然違うような気が・・・?みなさんはどう思われますか?

そんなわけで、あわただしく過ぎたモータースポーツに明けくれた一日。
父の意思をどことなく引き継げた感無量な一日。

最後は・・・。
イベントお疲れ様でした!で、スーパーGT脇阪寿一ドライバーと乾杯♪


近っ。

2011年12月8日木曜日

片山右京チャリティゴルフコンペ

先日、友人(・・・って言っていいのかな?)の片山右京さんが開催するチャリティゴルフコンペが千葉県であり、私もまた参加させてもらいました。
右京さんの仲間、約30名が集まってのミニコンペです。
このチャリティコンペは2回目。1回目はあの富士さんの事故の直前。
それから1年間、色々な戦いを乗り越えた右京さん。
本当は3回目であったはずの今回。格別の思いがあったと思います。
受付では、右京さんが支援されている特別養護ホームの子供達がこの日のために作ってくれたチャームが配られました。

しかーし!
この日は超荒天。土砂降りの雨。そしてそして・・・右京さん、このコース本当に好きなんですか?って何度も聞いてしまったほどの難コース…。
私、ドベでございました・・・(涙)

右京さんのスポンサーのみなさんが沢山いらしていたので、賞品は超豪華!優勝者はなんとテレビ!!(驚)
ちなみに優勝は、今年スーパーGTで大活躍・優勝した谷口信輝ドライバーでした~。
あ、僭越ながら私もダディッコのバッグと、輸入しているボヘミアングラスをプレゼントさせていただきました♪

スコア発表の後は、お楽しみのチャリティーオークション!
私はなんと右京さんがF1デビューした時に使っていたヘルメットを落札させて頂きました☆
右京さん、顔小さくて・・・。
かろうじて入りましたが、むぎゅっって感じです。
大切に飾らせて頂きます♪


2011年12月4日日曜日

東京モーターショー2011開幕

さあ!いよいよ今週末開幕しました『東京モーターショー2011』

私は一足早く12月2日の“特別招待日”に参上させて頂きました。
新橋からタクシーで向かったんですが・・・異常に混んでましたので、みなさまぜひ公共交通機関で行かれることを切におすすめします。
そして会場で配布されている『こども自動車新聞』と、会場で500円で販売されている『モーターショーガイド』にうちのJelly LoversのJell Stoneが掲載されていますので、ぜひぜひお手にとってご覧くださいまし♪


この特別招待日は、“関係者みたいな人”がいくわけですが、そんな感じがしないぐらいめっちゃ混んでました!
この日は全国からトヨタの販売店の仲間達が集うので、会場内のあっちこっちで「よっ!」「おっ!」「じゃっ!」というようなやり取りが繰り広げられます。
ちなみに、豊田社長ともエスカレーター手前ですれ違ったのですが、「あれ!?おう!」「こんにちは!」と、頭を下げた瞬間にもう社長は見えなくなってしまったほどマッハでした。
オートサロンの時もそうだったけど、すごいスケジュールで動いていらっしゃるんだろうな~。。。

で、とりあえず西2ホールのトヨタ・レクサス・ダイハツブースへまずはお邪魔しました。
トヨタブースは、「It's a Doraemon world!!」といった感じ。企業メッセージが全面に打ち出され、『トヨタは変わります(ドラえもんと一緒に?)』が一瞬で分かるブースになっていました。
ハチロク・アクア・PHVが市販車として一般公開。
スマホカーはやはり注目を集めていましたね。







西ホールは、BMW, VW、東ホールは日産、マツダ、ホンダなどのその他国産メーカーや外国車メーカー。
ざざっと一通り見たところで、一緒に行動していた販売店の役員さん仲間が「お茶しよー」と(笑)
もう疲れたんかいっ!!

EV,スポーツカーがやはり各社共通のテーマで、“環境性能+走り”を“環境性能+IT”など、環境性能はもう前提になっていて、これからのプラスαがなんなのか・・・。
そんなコンセプトだったように思います。
私は自動車評論家ではないので、ドコドコのナニナニがドウコウコウコウみたいな話しはできませんが、個人的にはなぜ車は“まるっこい目”がなくなっちゃったのか・・・?ということが気になります。
かろうじて日産車のEVにその名残があるくらい。
ツリ目のギラギラより、ふんわり型の方がとっつきやすいんだけどな~。
それと、「走ることを楽しもう!」とほとんどの自動車メーカーが掲げていますが、「車は超便利な道具」というダケというのも“高い価値”なんではないかと、私は思ってしまいます。
「走りを楽しむ」となると、いきなりハードルが高い。ていうか、「走りを楽しむ」ほど日本の道交法は甘くない(笑)

それと、このモーターショー。
車は動きません。(*動いてるコーナーもありますが、基本的に)
知人は息子に「車が動かないんなら駐車場といっしょじゃん。だから行かない。」と一刀両断されたそうです(涙)
うん、そうだよね~。私もそう思う。これは、B to Bの展示会じゃないんだから。
「ショー」 なんだから、ブウォ~ンとかウィーンとかシューとか・・・。そういう楽しいのがもっともっといっぱいあってもいいよね!
ていうか、「ショー」として全体がプロデュースされてたらもっと楽しいよね!

モータリゼーションと共に大きくなっていった東京モーターショーは、日比谷公園→晴海国際展示場→幕張メッセを経てどんどんと会場サイズが膨らみ、集客数も増えていきました。
しかし、前回のモーターショーはリーマンショック以降の全世界的な不況のあおりを受け、外国車メーカーの参加が激減し、かつ自動車市場の縮小の影響も大きあり、幕張メッセでのモーターショー開催は大幅に見直されることとなり、一昨年の開催直後に幕張メッセから東京ビッグサイトへ移転が決まりました。
24年ぶりの東京開催。
幕張開催への誘致、そして幕張開催終了まで、祖父や父から伝え聞いてきた様々な思いがあります。
時代は変わっていく。モーターショーの場所だって、そのあり方だって、もしくはその存在そのものだって。

このモーターショーで初めて住宅メーカーが出展しています。
ガソリンという動力でつながっていただけの自動車が、電力が動力として加わることで業界ボーダーレス化されてきました。
その第一歩がここで見られます。

みなさん、東京モーターショーに行きましょう!