さて、販売会社の基本が終わりました。
もはや“おなかいっぱい状態”になってきましたね?
でももうちょっと、この謎ときにおつきあいくださいませ。
トヨタではチャネル(ブランド)ごとに投入する車種を分けています。
が、廃盤になる車種もあれば、顧客層の変化によりブランドを変更したり、流通戦略により全チャネル販売にしたりする車種もあります。
例えば、今大人気のプリウス。最初に言ったように、今では全てのお店で買うことができます。
時代のニーズ等々様々な理由から全チャネル販売になったプリウスですが、最初はトヨタ店とトヨペット店でしか取扱がなかったんですよ。
そしてもう1つ、例えばレクサスRXというクルマ。
この原型はハリアーというクルマで、トヨペット店の専売車種でしたが、『レクサスブランドで売ろう!』という事が決まり、ハリアーという車は廃盤となり、レクサスRXという車に生まれ変わったわけなんです。
そして今からはダイハツ車も販売していきますので、さらにさらに複雑化していきます。
車種によるチャネル戦略はものすごくマーケティングされた上のことですが、トヨタには『プラットフォーム戦略』なるものがあり、エンジン・シャシー・ボデーなど、部品の共有やらなんやらも絡めた生産台数も加味されているそうです。
マーケットニーズ・ブランド戦略・流通施策と、調達・生産・進行計画がぜーんぶぜーんぶぜーんぶ!!絡み合って、○○チャネルの××販売店に△△を☆☆台配車しよう!てなことになるわけなんですね。
そんでもって販売店からは『この時期に△△を扱わせてくれたら、☆☆台は絶対売るぜ、俺たち』とかいって、チャネル全体や各販売会社でせめぎ合いをして、最終的にどのブランドに何が販売車両になるのかが決まってくるというわけなのです。
色々な大人の事情が絡み合っているので、そりゃそうだよな~と思ったりもします。
各論、超賛成。
ただ、この複雑怪奇な流通網が、クルマ購入時のシズル感を無くしているような気がするのは私だけでしょうか・・・?
2011年9月19日月曜日
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中古車査定に関するこの情報を投稿して、ありがとうございました。
返信削除あなたのこのブログは気に入りましたね。
このような自記をまた書いてください。
ありがとうございました。