2011年9月19日月曜日

トヨタ販売店の不思議-運営会社編-

さて、チャネルのお話しをまずしました。
ここからはさらに複雑な、販売会社の運営母体について。
お勉強していきましょ♪
トヨタの販売店は全国に約300社・約4500拠点あり、(多!!)、基本的には県ごとに販売テリトリー制が敷かれています。
(余談ですが、隣県のお客様を獲得したりすると“テリ侵(=テリトリー侵害)”と言ったりもします 笑)
そして、その県内に数社の販売代理店がひしめき合って、それぞれ異なる販売チャネル(ブランド)を運営しています。
しかも、その販売会社はトヨタ自動車の直営店である場合と、地元企業が運営している場合と両方あります。

トヨタの販売店=トヨタの子会社ではないのです、はい。

例えば今回トヨペットスクエアブログに掲載してくれた埼玉トヨペットがある、埼玉県を例にとりますと・・・。

販売会社は、7つもあります。埼玉県にはトヨタ直営店はなく、すべて地元企業が行っています。
ちなみに③と⑦はグループ会社、④と⑤もグループ会社です。
グループ会社の傾向としては、トヨタ&ネッツ、トヨペット&ネッツ(元ビスタ)という組み合わせが多いですね。
①埼玉トヨタ自動車(株)
②埼玉トヨペット(株)
③ネッツトヨタ埼玉(株)
④ネッツトヨタ東埼玉(株)
⑤ネッツトヨタウエスト埼玉(株)
⑥トヨタカローラ埼玉(株)
⑦トヨタカローラ新埼玉(株)

なので、同じオレンジの『カローラ』という看板があっても、運営会社が違う場合が多々あります。
つまり、自宅から500m先のカローラと300m先のカローラが違う会社で、お見積もり額も全然違うなんて言う話しはよくあるのです。

ん!?なんでこんなにネッツがいっぱい!?

よく気付きましたね~。
これはですね、今の5チャネル体制になる前に『ビスタ店』というもう一つのチャネルがあった時代があったのです。

その『ビスタ店』を『ネッツ店』にしたため、旧ビスタ店だった会社の社名がこのように『ネッツ』に早変わりし、その流通網だけは変わらず残っているというわけなのです。

ちなみに、ネッツ店は結構波乱のチャネルでして。
その昔は『オート店』なるものでした。
オート店⇒名前変更してネッツ店⇒ビスタもいきなりネッツ店
という変遷なのです。
 

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