2011年4月3日日曜日

“責任”ということ

今日、両親の大切な友人の皆さんにお手紙を書きました。
社員の皆さんの健康と安全を、地域の皆さんを、自動車産業の今後を、今まさに現場で、そして中枢で、陣頭指揮をとっているであろう尊敬する方々。
ここに父がいたならば…と考えることは尽きませんが、この素晴らしい経営者の皆様方が一丸となって、日本の自動車産業と被災地方を中心とした雇用を守るために尽力されていることに深謝し、そして皆様方自身の健康をお祈りして。

こうして問題が産業界・経済界に大きく波及していること、特に一次産業に多大なダメージが拡大していることが徐々にお茶の間情報としても広がっていきたこの頃。

『リスクマネージメント』

有識者の皆さんからよく出てきます。
そういう本も沢山出ています。

企業において想定されるリスクなんて、リスクじゃないと私は思っています。
全て経営判断であると、私は思います。だから、もちろん失敗することはあります。というか、失敗ばかりです、私の場合。
いつもいつも何でこんなに判断が遅いんだ!と自責の念でいっぱいです。
沢山の情報や状況を踏まえて、事の大小あれど、毎日幾多もの判断をしていきますが、でもこれだけはどんなことがあっても前提としています。
『(株)アップデイトで起こったことの全ての責任は私にあります。』
たった1つ、これだけは。

東電の問題も他人ごとではないです。
この国をマネージしている政府がドラスティックに変わっていくことも。
現場で働く社員の方、行政のスタッフ、その立場で行っていることについて、職業人として彼らに責任はありません。
民間企業の責任は企業トップがとるものです。
でも国政の責任は国民全員が、とるべきではありませんか?

『企業が安定している状態とは、ドラスティックに変化している時』
これは父の手帳に毎年記されていた言葉です。
今、日本は、日本の産業界、経済界は、一丸となって安定している状態を作り出しているのだと思います。

                   【久々に開いてみた、父の手帳より】

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