2010年7月5日月曜日

千葉トヨペットの新車点検工場「コルネット」は隠れた名車ショールームですよ

とてもクローズドな環境ですが・・・、実は千葉トヨペット(株)の新車点検工場のオフィス棟1Fは知る人ぞ知る(ていうか、ほとんど誰も知らない)、超名車ぞろいのショールーム(もどき)です。
2000GTはこれでもか!というぐらい計5台(最大展示)、ヨタハチにT型フォードときたもんだ。



しかも、ここの最大の特徴は・・・全部走らない(笑)
2000GTは千葉トヨペット県内ショールームに貸し出し展示をしていたりするので、全数そろうことはマレなようですが、2000GTが総勢5台ある風景はかなり壮観です。
マニアの方はたまらない光景だと思います。
この名車達は、亡くなった父が販促バリューを考慮して当時収集していたものですが、その当時はなぜこんなものを集めるんだ!?という批判もあったように聞いています。
でも、こんなに年月が経っても2000GTの魅力は衰えていないし、ネームバリューは最たるもの。
経営者として長期に渡る販促バリューに対する投資判断と言うのは、まわりから評価がしにくいところではあります。もちろん、たぶん、自分も一か八かみたいなところもあったのだと思います。
ですがこういう過去の偉業を今目の当たりにするにつけ、その経営者の時代を見据えた判断力というものにやはり畏敬の念を感じ得ません。
車が憧れだった時代、やっぱり憧れるだけの車が出ていたんだな、とこのコレクションを見るにつけ思います。そして、そういう車がやはりもっともっと世に出てほしいと、過去をふりかえりつつ思います。
文明の力でなせる安全性の追求と、何かを追い求め続けるからこそ出る危うい魅力・・・
今、車メーカーはどちらのバランスもしっかりとることを求められています。
メカに対する、危うさ、妖艶さ、せつなさみたいなものは果たしてデザインに求められるのか、機能に求められるのか・・・。
答えはまだパンドラの箱に入ったままです。

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