3月11日、何か、書こうと思ったんです、この日に。あの日の東京の光景や、13日には物資をつんで下道をひた走り東北に向かったことや、その時感じたこととかを。
けれども、やめました。
『あの震災を忘れない』
なんて当たり前のことだし、いや、むしろ、私は被災地の皆さんが忘れられるぐらい幸せな日々を早く送れるようになって欲しいと願っています。
私自身が、両親の立て続けの死後の自分を重ね合わせてそうお思うから。
だから、振り返るのをやめました。
先日、ダディッコに『NPO法人 相馬広域こころのケアセンターなごみ』のみなさんからご連絡がありました。
この方々は、福島県南相馬市で主に精神科治療の分野において、震災によって治療が中断していた患者さんの訪問活動や仮設住宅で送る生活のストレス相談、自治体職員の方々のためのメンタルケアなどをされています。
震災直後からダディッコとして福島県には微力ながら支援を続けておりますが、そのご縁なのか…?
「作業療法士が仮設住宅のこころのケアの訪問バックに適したものを探していまして、
ピッタリくるのがこのバックでした。丈夫で目立つ、ファイルが取り出しやすい、デザイン、収納力などとても使いやすいと思っております。」
といった手紙を添えてトートバッグmoriをご購入、ご愛用下さっています。
あの時から、マクロな目で見れば何も変わっていません。
でも、人々の心はこうして前に、前に変わっていっているのだと思います。
そして、あの時があってつながっていることも沢山あるのだと思います。
2012年3月14日水曜日
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