私はガンで両親を亡くしたので、いわゆる介護というものにかなり慣れている方だと思います。
特に車椅子については、病院のもの、レンタルのもの、寝ながら移動できるタイプなどなど…。
まぁ、これまで様々体験してきたわけです、介助側として。
この週末、久しぶりに「ちょっと歩けるけど、基本的に車椅子」である祖母のところに行き、半日おつきあい。夏物の洋服選びと、お夕飯。
もう90歳超えているのに、すごい食欲、そしてすごい頭の回転、さらにすごい重い。。。
介護車両に乗せるほどではないので、私のデコプリウスでお出かけしました。
①後部座席のドアを開ける
②車椅子を座席ギリギリまで近づける
③車椅子から座席へ移乗させる(動かない人の場合は車椅子を片手でどかしながら、相手を抱きかかえて移乗させる)
④シートベルトをさせて、ドアを閉める
⑤車椅子を折りたたむ
⑥トランクに持ち上げて入れる
という順番をたどってようやく運転できるようになります。
もちろん、降りる時はその反対で一連の作業を行います。
その時、自分の手荷物の置き場所とかにも困るし、車椅子を持ち上げてトランクに入れるってはっきりいって女性には無理にちかいぐらい重くて大変。
そこから、交差点での段差や、デパートに入るために数段の(何のためにあるのか分からない)階段を介助しながら車椅子を引っ張り上げながら登る・・・など。
あと困るが、自動ドア以外のドア。
しかもストッパーがないやつ。
ドアを片手で押さえながら、車椅子を引っ張ってドアの外に出る…。
もちろん、その状況をものすごく近くで見た人はお手伝いをしてくれるけれども、遠くからかけよって手伝いに来てくれる人なんていないし。
車椅子が後ろにいても次の状況を想像して待っててくれる人もいない。
結局20分ぐらいのお買い物にかかった時間は1時間半。
改めて、「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」について考えた週末ででした!
2012年6月3日日曜日
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